シンクロノスとアーサー・D・リトル、通信業者のパーソナルクラウド機会が数十億ドル規模に達すると報告

ニュージャージー州ブリッジウォーター , Oct. 21, 2020 (GLOBE NEWSWIRE) — シンクロノス・テクノロジーズ (Synchronoss Technologies, Inc.、NASDAQ: SNCR) とアーサー・D・リトル (Arthur D. Little) は、2025年までに米国だけで、パーソナルクラウドサービスが獲得できる最大の市場規模が89億ドル (約9,345億円) に達するとの展望を詳細に説明する新たな分析を明らかにした。この動向を推進する主な要因には、モバイルデータの生成と保管に対する需要増、現在の市場参入者による無料サービスの継続的な成長、パーソナルクラウドソリューション機能の継続的進化の3つがある。分析によると、適切な戦略が採用されれば、通信業者が獲得できる世界的なパーソナルクラウド機会は150~250億ドル (約1兆5,750億~2兆6,250億円) に達すると予測される。
パーソナルクラウドサービスでは、消費者データ (写真、動画、文書など) 用にストレージを提供しており、どのデバイスからでもアクセスできる。現在、パーソナルクラウドのユーザーベースのうち、米国内の通信業者が獲得しているのはわずか1%に過ぎず、大きな成長機会がある。個人コンテンツの生成と保存にスマートフォンが主に利用されているため、通信業者は市場の進化と成長を主導する位置にある。「米国だけで、2025年までに獲得できる最大のパーソナルクラウドサービス市場規模は89億ドル (約9,345億円) に達すると予測されています。消費者はすでに、通信業者を高く評価、信頼して、個人データの生成と保管に利用していることを考慮すると、通信業者にはパーソナルクラウドユーザーベースのシェア増により、収益増を実現する最大の機会があります」と、シンクロノス・テクノロジーズの暫定社長兼CEOのジェフ・ミラー (Jeff Miller) は述べている。「通信業者が提供するクラウドサービスの利用者は、プラットフォームが提供するクラウドサービス利用者に比べて、有料プランを利用する可能性が4倍も高いことが明らかになっています。市場ダイナミクスを見ると、通信業者はこの成長可能性から収益を獲得するのに有利な位置にあります。通信業者は、将来にわたってこの機会をしっかりと掴んでいくと確信しています。」通信業者が利用できる世界的なパーソナルクラウド機会150~250億ドル (約1兆5,750億~2兆6,250億円) は、主に以下の3つの要因によりけん引されている。データ生成: スマートフォンで生成、保存される消費者データは増加する傾向にある。世界的なスマートフォンからのデータ通信量は、2025年までにCAGR 31%で成長すると見込まれている。クラウド導入からクラウド収益化: パーソナルクラウドは、自主的な選択ではなく、主にエコシステムの選択 (iOS、G-Suiteなどの利用) により、広く導入されている。消費者は価格、ストレージ容量、相互運用性に価値を見いだしている。消費者は主に、通信業者が提供するストレージハブに関心を向けているため、セキュリティ、プライバシー、データ所有権が主に重視される傾向がある。通信業者には、ハードウェアサポートの機会があるだけではなく、今やあらゆるデバイスとコンテンツニーズに対応するワンストップショップとなる可能性もある。ストレージ需要: 個人が使用できる無料のクラウド容量を超えると、有料プランに移行する必要が生じる。通信業者の場合、利用者が有料クラウドプランに移行する可能性が高いが、新しく、より高度な顧客体験を求める期待に応える必要もある。アーサー・D・リトルのパートナーであるショーン・マクデヴィット (Sean McDevitt) は、今後5年間、通信業者はパーソナルクラウドから多大な収益機会を獲得する可能性があると指摘する。「通信、生活、娯楽、学習、健康維持、仕事の方法が変化しているため、この機会はさらに促進されています。データ生成は急増しているため、「無料の」クラウドストレージは利用限度、またはほぼ限度に達しています。消費者は個人のデータと資産を安全に保存できる信頼性の高いプロバイダーを見極める必要があります。適切な戦略を採択できれば、通信業者はパーソナルクラウド市場で強力な地位を獲得できます。」ミラーは以下のようにコメントを締めくくった。「通信業者は、パーソナルクラウド市場で優位な位置を獲得するため、短期的戦略と長期的戦略を実施する必要があります。短期的には、パーソナルクラウドアプリの視認性と相互運用性を向上し、クラウドを「ハブアプリ」として位置づけ、使用率と登録率を高める必要があります。長期的には、クラウド優先原則に沿って、通信業者が提供するパーソナルクラウドを、消費者が様々なアプリケーションから利用するよう促すことが重要です。アプリからの写真撮影やゲーム利用などの行動を推進することで、アプリ利用率を高め、消費者にストレージ以上の価値を提供することができます。最近、消費者に所有権が移り、通信業者が支配権を失っているという話をよく耳にします。適切なクラウド戦略を採択することで、通信業者はパーソナルクラウド市場でかなりのシェアを獲得して、数十億ドルもの収益を創出できるでしょう。」シンクロノス・テクノロジーズについて
シンクロノス (Synchronoss、NASDAQ: SNCR) は、世界中の何億もの登録ユーザーをサポートするクラウド、メッセージング、デジタル、IoTの各分野の製品およびプラットフォームにおいて、企業の新たな収入源の開拓、コストの削減、ユーザー満足度の向上を実現する方法に変革をもたらしている。同社の安全で拡張性に優れた画期的な新テクノロジー、信頼できるパートナーシップ、優秀な人材は、TMT企業の事業拡大戦略に大きな変化をもたらしている。詳細については、www.synchronoss.comを閲覧されたい。問い合わせ先報道関係者向け問い合わせ先
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