エンスター・グループ・リミテッド、第1四半期報告書を提出

バミューダ諸島ハミルトン, May 12, 2020 (GLOBE NEWSWIRE) — エンスター・グループ・リミテッド (Enstar Group Limited、NASDAQ: ESGR) は本日、米証券取引委員会にForm 10-Qで四半期報告書を提出し、2020年3月31日に終了した3カ月間の利益と財務状況を報告した。
エンスターは、2020年3月31日に終了した3カ月間の連結純損失を5億1,680万ドル (約547億8,080万円) (完全希薄化後普通株式一株当たり23.98ドル (約2,541円) の損失) と報告した。2019年3月31日に終了した3カ月間は、3億5,880万ドル (約380億3,280万円) の連結純利益 (完全希薄化後の普通株式一株当たり16.57ドル (約1,756円) の利益) であった。2020年3月31日に終了した3カ月間の業績には、COVID-19の感染拡大に起因する金融市場の混乱による未実現投資損失6億1,260万ドル (約649億3,560万円) の影響が含まれており、そのうち4億2,320万ドル (約448億5,920万円) はその後、2020年4月30日に終了した月の未実現利益として戻入れられた。以下の表に、最近の未実現損益による業績への影響が示されている。(1) 多くの保険会社は、主に売却可能会計を使用しており、未実現の金額は株主資本に直接記録されるため、収益には影響しない。未実現の金額は、特定の有価証券を満期前に売却した場合または信用破綻の場合のみに実現される。これまで、債券投資ポートフォリオは通常、売買として認識しており、これは利益に反映されている。ただし、2019年10月1日より、新規に取得した事業は許容できる限り、すべて売却可能会計を使用する選択をしており、売買した債券投資が満期になると、収益を売却可能な証券に再投資している。他の多くの企業と同様に、COVID-19の感染拡大による影響が保険事業に及んでいる。2020年3月31日に終了した3カ月間において、損保ランオフ・セグメントでは、COVID-19の感染拡大に関連した正味発生損失および損失調整費用は発生しなかった。しかし、2020年3月31日に終了した3カ月間において、StarStoneおよびAtriumの各セグメントはそれぞれ、2,220万ドル (約23億5,320万円) および510万ドル (約5億4,060万円) のCOVID-19に関連した被支配持分控除後の引受損失を計上した。2020年3月31日に終了した3カ月間の非GAAP営業損失1 は、3億3,620万ドル (約356億3,720万円) (完全希薄化後普通株式一株当たり15.60ドル (約1,653円)1) であった。2019年3月31日に終了した3カ月間の非GAAP営業利益は1億9,970万ドル (約211億6,820万円) (完全希薄化後普通株式一株当たり9.22ドル (約977円)) であった。1非GAAP営業損益と、完全希薄化後普通株式一株あたりの非GAAP営業損益は、SEC規則レギュレーションGに定義されている非GAAP財務指標である。これらの非GAAPとそれらに最も近いGAAP財務指標 (エンスターの普通株主に帰属する純損益および希薄化後の普通株式一株あたりの純損益) との照合が、これらの項目を提示する根拠とともに以下に示されている。2020年3月31日現在のエンスターの普通株主資本は、37億6,660万ドル (約3,992億5,960万円) (完全希薄化後普通株式一株当たり172.83ドル (約18,319円)) であった。これに対して、2019年12月31日時点では43億3,220万ドル (約4,592億1,320万円) (完全希薄化後普通株式一株当たり197.93ドル (約20,980円)) であった。エンスターのWebサイト (www.enstargroup.com) で入手可能なForm 10-Qには、エンスターの事業および業績に関する詳細な説明が記載されている。エンスターについてエンスター (Enstar) は、約191億ドル (約2兆246億円) の資産を有する多角的保険グループであり、バミューダ諸島、米国、英国、欧州大陸、オーストラリア、その他の国際拠点にあるグループ企業のネットワークを通じて画期的な資本リリースソリューションおよび専門アンダーライティング業務を提供している。2001年の創業以来、100社ほどの企業やポートフォリオを買収してきた実績を持つ、レガシー買収のマーケットリーダーである。同グループの現行のアンダーライティング事業には、グローバルなアンダーライティングプラットフォームを複数備えたAクラスの世界的な特殊保険企業グループであるスターストーン (StarStone)、ロイズ (Lloyd’s) のシンジケート609 (Syndicate 609) のための特殊保険および再保険事業の運営とアンダーライティングを行っている企業グループのアトリウム (Atrium) が含まれる。エンスターに関する詳細については、www.enstargroup.comを閲覧されたい。非GAAP財務指標エンスターの米国GAAPに準じて決定された普通株主に帰属する純損益および希薄化後の普通株一株当たりの損益報告のほか、SEC規則レギュレーションGに定義された非GAAP財務指標である、エンスターの普通株主に帰属する非GAAP営業損益および希薄化後の普通株一株当たりの非GAAP営業損益についての報告が、当社の業績に関する貴重な指標となる。非GAAPベースの営業損益は、以下を除く。(I) 純損益に含まれる、直接運用している定期投資および保有ファンドの純実現損益および純未実現損益、(ii) 公正価値オプションを選択した保険契約の公正価値の変動、(iii) 該当する場合は子会社売却の損益、(iv) 該当する場合は非継続事業からの純損益、(v) 該当する場合はこれらの調整の税効果、および (vi) 該当する場合は非支配持分への調整部分の帰属。直接運用している定期投資および保有ファンドの純実現損益および純未実現損益および公正価値オプションを選択した保険契約の公正価値には、主に市況および一般的な経済状況により期間ごとに大幅な変動があり、当社の収益に対するこれらの影響は中核事業の業績を反映するものではないため、これらの影響を除外している。該当する場合、当社では、子会社の売却による損益および非継続事業からの純損益は、当社の中核事業の業績を反映するものではないため、これらの影響を除外している。当社では、連結財務諸表の読者は、これらの非GAAP指標を活用することで、当社の経営陣が当社の基調業績を分析する方法とより合致する方法で当社の業績を分析しやすくなると考えている。当社では、他社とは異なる定義や計算が行われている可能性のあるこれらのnon-GAAP財務指標を発表することにより、当社の連結財務成績の理解を向上させられると考えている。これらの指標は、米国GAAPに準じた計算に代わるものと見なされるべきではない。非GAAP財務指標の照合エンスターの普通株主に帰属する非GAAP営業損益は、以下の表で示すとおり、連結損益計算書の中の特定の項目を、最も近いGAAP財務指標であるエンスターの普通株主に帰属する純損益に加算するかまたはそこから差し引くことによって計算されている。
注意事項将来の見通しに関する記述本プレスリリースには、1995年米国証券民事訴訟改革法 (Private Securities Litigation Reform Act of 1995) の意義の範囲内で、将来の見通しに関する記述が含まれている。これらの記述には、エンスターおよびその経営陣の意図、確信、あるいは現時点での予想に関する記述が含まれている。これらの将来の見通しに関する記述は、記述が行われた時点での事柄を述べているに過ぎず、将来の業績を保証するものではなく、リスクや不確実性が含まれること、および実際の結果は、さまざまな要因により将来の見通しに関する記述で予想されている状態とは実質的に異なる可能性があることを投資家に警告する。特に、COVID-19の感染拡大が進むことにより、世界的な経済と金融の混乱が生じ、金融市場の不確実性とボラティリティが高まっていることから、当社が投資した資産の市場価値が下落している。世界的な不確実性により、現時点では感染拡大が当社の事業に及ぼす長期的な影響を予測することはできない。エンスターに関する重要なリスク要因については、当社の2019年12月31日までの事業年度のForm 10-Kの見出し「リスク要因」、および2020年3月31日に終了した3カ月間のForm 10-Qに記載されており、言及としてここに組み込まれているものとする。さらにエンスターは、法律によって義務づけられている場合を除き、将来の見通しの変更や、かかる記述のもとになる出来事、条件、状況、あるいは前提の変更を反映するように書面または口頭で将来予想に関する記述を更新する義務を負わず、また本プレスリリースに含まれる将来の見通しに関する記述の更新あるいは改訂を公式に発表する義務も負わない。COVID-19の感染拡大に関連する不確実性当社では、金融市場における不確実性とボラティリティが当社の投資価値に影響を及ぼし続けると予測している。特に、2020年4月の1か月間における当社の投資ポートフォリオの未実現利益が、2020年6月30日に終了する四半期の残存期間またはそれ以降の期間における当社の投資ポートフォリオの実現損失または未実現損失によって相殺されないという保証はあり得ない。COVID-19の感染拡大の直接的および間接的影響の範囲、期間、規模は急速に変化しており、予測が困難である。当社の業界における他の企業と同様に、当社は、金利、外国為替レート、引受イベント、規制、税制の改正、政治的リスク、その他の市場リスクなどの経済的要因にさらされており、当社の戦略、事業、業績にその影響が及ぶ恐れがある。プレスリリースで開示されているCOVID-19の感染拡大に関連する保険引受損失は、2020年3月31日までの正味発生損失および損失調整費用の予測を表している。COVID-19とその影響に関連した不確実性、また当社が現在限られた情報に基づいて見通しを行っているという状況を考慮した場合、当社の予備的な引当金、およびCOVID-19に起因する保険金の損失および費用の基礎となる予測水準に大幅な変更が生じる可能性がある。問い合わせ先: ガイ・ボウカー (Guy Bowker)
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